ワイズクリエイトは写真を通じて人と人、人と自然との コミュニケーションを確立する事を目的とするフォトオフィスです。
'99年に東京・中央区で創業し'03年10月よりオフィス並びに大中判カメラ専門ショップを文京区本郷3丁目に移転。自然写真家、山岳写真家による写真セミナー、撮影会の開催、 写真集の出版、写真レンタル、各種制作業務等もよりパワーアップし、写真に関するソフトとハードあらゆる業務を行います。
またワイズ大中判写真の会、日本リンホフクラブの運営や、商品、建築、ポートレート撮影など全ての分野での撮影業務も受け付けています。

 
ワイズクリエイトオーナー・木戸嘉一の「Diary」です。写真、カメラをはじめワイズオフィスでの出来事等を発信して行きたいと思います。お楽しみ下さい。

《2010年8月のDiary》

8月31日(火) 山岳写真家・磯貝猛さん北穂高岳で滑落!

悲しいニュースが飛び込んで来た。山岳写真家・磯貝猛さんが北穂高岳(3106メートル)の山頂近くで登山道脇の浮き石を踏んでバランスを崩し約50メートル滑落した。県警のヘリコプターで病院に搬送されたが頭部を強く打っており死亡が確認された。磯貝さんは自身が企画した山岳写真撮影ツアーのため、同行の3人を引率して25日に入山。29日に下山する予定だったと言う。滑落現場は事故の少ない登山道だったが他の登山者とすれ違うため、脇によけた際にバランスを崩したとの情報だ。磯貝さんとは以前からの知り合いでワイズにも何回か来社している。先日も磯貝さん自身が企画する撮影ツアーのパンフレットをワイズにも置いてくれないかとの電話があり、届けると言っていたのだが時間がなくて郵送されてきたところであった。主催者の居なくなったパンフレットには今回の事故のあった《8/25(水)~8/29(日)4泊5日『涸沢と北穂高岳』横尾1泊、涸沢1泊、北穂高小屋2泊の予定。北穂高岳からみる雄大な北アルプスの撮影》の事も記載されていた。山岳ガイドの資格まで持つ山のプロ中のプロが何で滑落したかは理解できない。山の仲間からの連絡では「登山道で子供とすれ違う時に、脇によけ浮石を踏んだみたいだ」とあった。もしそうなら真っ黒く日焼けした優しい山男が子供を認めて、子供の安全のために谷側にどいてやったのかもしれない。時系列の真偽は解らないが滑落して未だ55才の生命を落としてしまったことは事実だ。磯貝猛さん。ご冥福をお祈り致します。(写真は磯貝さんの撮影した写真が印刷された名刺。住所等はぼかしています。葬儀は9月1日11時より安曇野市・法祥苑にて。)



8月30日(月) 大山千枚田に出現!大判カメラの一団!

1泊2日の当社撮影会「千葉・大山千枚田ワークショップ」にアテンドして来ました。大山千枚田はNPO法人・大山千枚田保存会が東京から一番近い棚田・大山千枚田のオーナー制度を開始。「作業参加・交流型」のオーナー制度は田植え、草刈り、稲刈り、脱穀、収穫祭など年7回程度の作業に原則として参加して収穫したのお米はすべて持ち帰る事が出来ると言うもので素人でも農家の指導が受けられる事で大変人気があります。また田んぼを体験できる人気の他に、被写体としての人気も絶大で春夏秋冬を通して多くのカメラマンが訪れます。今回のワイズのワークショップは、この時期始まる稲刈り直前のたわわに実った稲穂を撮影しようと企画されたものでした。残暑がきつい事を予想していましたが山や田んぼからの優しい風が火照った心身を適度にいたわってくれて快適に撮影する事ができました。ただ、突然現れた8x10インチや4x5インチ判の大判カメラの一団に周りのカメラマンも圧倒された様子(写真上)。初日の棚田(写真中)をご覧下さい。黄色から緑色の微妙なグラデーションが何とも言えません。翌日は稲刈りが始まり(写真下)多くの棚田オーナーが参加していました。と言う訳でこのワークショップは、本当に稲刈りの前日の棚田を記録した貴重な開催となりました。因に大山千枚田までは東京から首都高速〜アクアラインの利用で1時間強で着いてしまいます。以前アクアラインの利用料金が4500円と記憶していましたが、あの千葉県・森田知事の発案で800円に値下がりし、より房総半島各地が身近に感じられるようになりました。今度は田植えの頃に行ってみようかな?



8月27日(金 ) 真夏の大判カメラ・マンツーマン教室。

暑い。むちゃくちゃ暑い日が続く。新聞によるとこの残暑は2週間も続くと言う。そんな暑い日に大判カメラのマンツーマン指導の申込があった。わざわざ遠い所よりお出でのお客さんの為にも手を抜いた指導は出来ないと技量に合わせたカリキュラムを組み立て東大構内に移動。ただ照り続ける日差しが容赦なく攻撃態勢に入っている。この攻撃を避けるシェルターは無いかと逃げ込んだ場所は皆さんご存知の三四郎池。森に囲まれた三四郎池からは風の援護もあり他の場所より涼しく感じられる。気持ちを落ち着け撮影指導を開始。池の手前の飛び石から池の中の小さな島、そして後方の森、全てにピントを合わせるパンフォーカスアオリの方法や微妙なピント面のコントロール等を親切丁寧(本当かな?)に教える。受講者は大判カメラ歴1年でアオリで何が出来るかを理解しているけど詳しくは解らないとの理由で受講。マンツーマンの指導だと自分のペースで質問等も出来て解りやすいとの評価を貰う。おだてられれば乗ってしまう単純な性格なので、その後、近接撮影時のアオリ。場所を安田講堂に移しての形の修正アオリと 立て続けに指導。予定の3時間はあっという間に過ぎたのでした。「今日は本当にためになりました」と帰って行かれたお客さんに対して「暑い中、大変ご苦労様でした」と見送った。そんな訳でワイズでは定期的な大判カメラ教室の他に、マンツーマンによる指導も受付けています。ここだけの話ですがプロカメラマンからの申込もありましたので、皆さん遠慮なくお問い合わせ、お申込み下さい。



8月26日(木 ) 中古カメラの扱いには古物商許可証が。

ワイズでは大中判カメラ機材を中心とした中古品も扱っています。ただ一般の中古カメラ屋さんと違い沢山の中古品は扱っていません。それはワイズで販売する機材のほとんどが新品となるからです。通常の中古カメラ屋さんは協会オークション等で中古品を仕入れ販売致しますがワイズの場合中古品を仕入れる事は無く、お客さんが不要となった機材を委託品としてお預かりし販売するに留まっています。従って販売価格も原則お客さんが決める事になりますので、中には市場価格と比べとんでもなく安い中古機材が出る事もあります。下記のホームページに紹介されていますので時間のある時にでも覗いて下さい。因に中古機材を商売として扱うには古物商許可証が必要となります。中古商売をする場所管轄する都道府県公安委員会の許可が必要になり、申請の窓口は警察署となります。ワイズでも創業の中央区で申請を行い本郷に移転後に変更申請しています。この申請審査には結構時間が掛かり警察で申請者の古物営業法の欠格事由があった場合はボツとなります(要するに悪い事をしていた人)。また担当者から聞いたのですが会社(法人)の場合は全取締役の審査を行なうので更に時間がかかるとの事でした。ワイズでは法律に則り程度のよい中古機材のみをお預かりし販売していますので安心してご利用いただければと思います。http://www.yscreate.co.jp/shop/used.html



8月25日(水 ) リコーダーのコンサート開催。

ワイズのお客様にリコーダー奏者の第一人者である吉澤徹さんがいます。ホームページからの略歴を紹介すると「東京音楽大学声楽科卒業。リコ-ダ-を大竹尚之、W.v.ハウヴェの両氏に師事。第5・6回全日本リコーダー・コンクールにおいて優秀賞を受賞。1988年、FM東京 CBS・SONY賞を受賞。又、1988年よりフラウト・トラヴェルソを中村忠氏に師事。リコーダー、トラヴェルソ両面からバロック室内楽と邦人による委嘱作品、及び前古典派の木管フルートによる演奏をも手掛けている」とある。もちろんワイズのお客さんなので大判カメラのユーザーでもある。音楽と写真、両方の芸術をこなすのだから羨ましい。そんな吉澤さんが9月10日に東京オペラシティにて『Le Preferite〜お気に入り達〜』と題したリコーダーとフラウト・トラヴェルソのオリジナル楽器等を駆使して18世紀当時のロンドンピッチのサウンド(難しい)でコンサートを開催します。興味の在る方はワイズ又は写真の連絡先までお問い合わせ下さい。たまには写真を忘れて音楽の世界を垣間見るのもいいかも知れませんね。因に下世話な話ですが写真のリコーダーは象牙製で自動車1台分の値段とか!(もっと高いのはリンホフ50台分のものもあるとか。リンホフって幾らだっけ?)まだまだ残暑が続きます。皆様ご自愛下さい。

 

8月24日(火 ) 妻恋坂のイタリアンは安くて美味しい。

ワイズから妻恋坂を抜け徒歩10分程で秋葉原の街に着く。その途中、妻恋坂の手前にイタリアンの店「サルターレ」がある。このレストラン、妻恋坂の地名をとり私は妻恋坂のイタリアンと呼んでいる。2003年にワイズが本郷に移転して来た時は、確かこの場所はブティックだった記憶がある。なのでこの店がオープンしてから未だ5年位しか経っていない事になる。ただこの5年の内に沢山のファンが出来ていつも繁盛している。私もこの店の料理が好きでワイズの休業日には何回となく訪れた事がある。しかしいつも満席状態だ。昨日、この店の前を通ると珍しく席が空いている。迷わず即入店。このレストランは値段もそこそこで料理も美味い。そしてサービス(感じ)も良い。改めてメニューを見るとランチコースを見付けて、ちょっと贅沢に2980円成りのコースをオーダー。普通のランチコースと違い、魚料理は決まっていたが、前菜、パスタ、肉料理が幾つかの中からチョイスできる。連日30度を超える残暑が続いているので、喉に優しいトマトの冷製スープを最初にチョイス。「火照ったから身体がクールダウンしそうだ。美味い!」次にパスタと迷ったが何年振りかの「リゾット」を口に運ぶ。食べ放題と言う焼きたてのパンを口に頬張る。魚料理はスズキ、そして牛ステーキと続き、とてもランチメニューとは思えない内容だ。締めのコーヒーを飲みながら料理の余韻に浸る。思わずこの内容で「2980円は安い」呟いてしまった。写真は上から店の写真、私が食べた料理を順に紹介している。決してこの店から何ら宣伝料は貰っていないが、ワイズの帰りにでも立ち寄られる事をお勧めします。いや、たまの奥様孝行に良いかもしれない。何せポケットにも優しい美味しい料理だから。

 

8月23日(月) 日本の森ワークショップ写真展準備中。

ワイズでは2001年より指導写真家に石橋睦美さんをお迎えして「日本の森ワークショップ」なる写真展を10年連続開催している。今までに北海道から西表まで約60箇所の日本の美しい森を訪ねた事になる。また毎年写真展も開催し多くの新聞、雑誌等で紹介頂き延べ数万人のご来場を頂いています。そんな撮影会だが「10年一区切り」で来年からは『日本の自然ワークショップ』と銘打って対象を広義に捉え「森」から「自然風景」に変更し開催する予定です。そう言う訳で日本の森ワークショップ最後の写真展が11月4日より富士フイルムサロン・六本木で開催されますが、従来、石橋睦美さんが行っていた写真展の作品セレクト、プリント指示等を「出展者の参加意識を高めたい」との石橋睦美さんからのアドバイスで「写真展委員」が任命され今回出展作品のセレクト業務が行われた。10時集合で15時までの約5時間という長い時間、テーブルの上にライトテーブル2台を並べ場所毎、個人毎に作品をセレクト。写真は左の石橋睦美さんのアドバイスを受けながら作業をこなす写真展委員の皆様です。大変な業務をご苦労様でした。

 

8月21日(土) 女性カメラマンは写真も上手い。

先日、全日本写真連盟東京・女性支部の創立50周年記念として「女性だけの写真展」「モノクロームレンブラント展」「女性だけの写真教室卒業写真展」「わいわい写真教室作品展」、佐藤仁重写真展「ニューヨークの街角」、岡島慶松写真展「六本木時代」、「東京写真倶楽部展」等が同時に開催され、プレスセンターにて記念パーティが開かれた。多くの写真家や写真関係会社のスタッフがお祝いに駆けつけ、とても賑やかなパーティとなった。私も時間の都合で30分ほどお邪魔しましたが多くの女性の熱気に圧倒される思いだった。昔は写真と言えば男性の趣味と言うイメージが強かったが近年は女性の趣味のひとつとして認知されている様だ。また作品になると、むしろ女性の感性で男性を凌ぐものも沢山見受けられる。さてこの度、同代表の佐藤仁重さんからパーティ出席のお礼状とともにとても立派なハードカバーの写真集『女性だけの写真教室』をお送り頂いた。中を見てビックリ。感性の良さだけでなく力強い作品も沢山掲載され、どれも男性カメラマンよりカメラと被写体との距離が近い様にも感じられた。女性は写真が上手い。

 

8月20日(金) ワイズ45デジタルアダプター、プレスリリース完了。

昨日、ワイズ45デジタルアダプター《PENTAX645D用》新発売のプレスリリースを投函致しました。ワイズでは一般新聞・雑誌、業界新聞、カメラ雑誌等、約200件のプレスリリースのデータベースを持っています。ワイズの新製品や新企画、写真展開催等の情報をこれらの中から発信内容によりボリューム(数量)を変えて投函しています。「下町・界隈シリーズ」の様な一般の人にも対象となるニュースは200件全数を投函致します。ただ全て投函したと言っても必ず掲載されるとは限りません。中には数紙(誌)のみの掲載に終わる事もあります。また掲載されたかと言って「今回のニュースを掲載しました」と連絡がある事は稀で、以前もたまたま本屋さんで立ち読みしていた雑誌にワイズのニュースが紹介されていたと言う記憶もあります。今回の新製品プレスリリースは大判カメラに装着する中判デジタルカメラ用アダプターで、どちらかと言うとマイナーな製品です。この内容のニュースを一般新聞に発信しても99%掲載は見込めません。そこで今回はカメラ雑誌のメンバーで作るカメラ記者クラブと写真業界紙のみに限定し、20数件と最も少ないリリース数になりました。内容は製品の特長、仕様、発売日、価格、製品写真等にテストレポートを追加しています。掲載された時の効果は絶大です。はたして何誌(紙)に掲載されるか楽しみです。※ワイズニュースを見た会員より予約も頂いています。

 

8月19日(木) 「フォトコン」にワイズの記事が載るも・・・。

フォトコン9月号が届きました。ページをめくって行くと「NEWS FILE」の中にワイズの記事を発見。『ワイズクリエイト、ウェブサイト「下町・界隈シリーズ」開設』とある。我がワイズの運営する『界隈』と言うキーワードにより下町を5つの地域に分け、その街の歴史、建造物、飲食店などを詳しく紹介するホームページを二段で紹介してくれている。(ありがとうございます)同シリーズ、本当に好評で多くのアクセスを頂き現在は第三弾の「向島・業平・押上界隈」を制作中です。見ていない方は見て下さいね。GoogleやYahooで「本郷界隈」や「谷中・根津・千駄木界隈」と検索すれば最初の方に出て来ますから。さて、話は変わりますが「フォトコン」誌(元フォトコンテスト)の元副編集長で写真関連会社のジョフィーコミニュケーション社の取締役・宮地敏行さんが8月14日に亡くなってしまった。まだ56才の若さだった。彼とは一緒に釣りや温泉、バーベキューに行った思い出もあり、とても悲しい気持ちだ。自宅のある鎌倉で17日が通夜、18日告別式だったが、仕事の都合で通夜のみのお別れとなってしまった。通夜には多くのプロ写真家、写真業界関係者など60~70人位が集まり彼との別れを惜しんでいた。献花をさせて頂き彼の顔を見たけれどいつもと変わらず優しい顔でまるで眠っている様子だった。鎌倉からの帰り道、自動車の窓から見える月に照らされた夜の海がとても寂しそうに感じられた。さよなら宮地さん。ご冥福をお祈り致します。

 

8月18日(水) あの喜多床「KITADOKO」で散髪するも。

みなさん、夏目漱石や森鴎外、伊藤博文が通った床屋さん「喜多床」をご存知ですか?「喜多床」は、明治4年に断髪令が施行された年に、旗本船越家の四男船越喜太郎氏が本郷に創業した日本で一番古い床屋さんなのです。加賀・前田家正門前に当時では珍しい洋風三階建ての床屋さんで脚光を浴び東京名所にもなったと言います。明治17年に前田邸が東京帝国大学となり「喜多床」は文士・学人らが集まるサロンとしても注目され、前述の夏目漱石や森鴎外、伊藤博文らの他にも徳田秋声、金田一京助らが顧客となっていました。また彼らの作品「吾輩は猫である」「三四郎」「大東京繁盛記」の中でも「喜多床」の名前は登場しています。大正11年には区画整理で丸の内に移転、その後渋谷に移転して現在も営業を続けています。ところが「喜多床」には渋谷の本家の他にもうひとつの「喜多床」があります。船越家の流れをくむ船越荒磯氏が現東京大学構内の御殿下に「KITADOKO」(現在はSOMETHING)を営業していたのです。数年前から御殿下の改築工事により安田講堂脇の建物に構内移転して現在も営業継続中。下の写真を見て下さい。ローソンの左隣の小さなスペースが「KITADOKO」です。一度は利用してみたいと思っていましたが、この度初めて「KITADOKO」を訪れました。「おやっ」入店して店の作りと設備に若干の違和感を覚えました。2人の女性スタッフの説明によると、以前の御殿下のお店は大きなスペースがあったので『理容院』(床屋)として看板を出していたのでしたが、移転してスペースが小さくなり『理容院』としての認可がおりずに『美容院』として再スタートを切ったとの事でした。『理容院』と『美容院』の差って知ってますか?早い話、顔を剃る事が出来るのが『理容院』で剃れないのが『美容院』ですって。因に理容師の免許で理・美容院両方の仕事ができるが美容師の免許では美容院のみの仕事とも付け加えてくれました。何はともあれ初「KITADOKO」を体験しましたが同時に初美容院も体験してしまいました。余談ですが御殿下の改築工事が完成しても、前の場所には戻れないそうです。

 

8月17日(火) 人気のipadと秋葉原のiped。

ワイズから電脳の街・秋葉原迄は歩いても10分程で行ける。いつも使っているパソコンの増設ハードディスクを購入するために久しぶりに秋葉原を訪れた。お盆休みに掛かっているので沢山の人で一杯だ。1.5テラの増設ハードディスクを1万円(安い)で購入後、事務所に戻ろうと裏通りを歩いていると。道端の大きなパラソルの下に人だかりを見つけた。近寄ってみると見慣れた化粧箱がある。「何だアップルのipadだ」と思ったが、「何か変だぞ!」注視するとスペルが違うipadでなく『iped』になっている。パラソルの側に立ちデモンストレーションする販売員の手を見るとipadよりひとまわり小さい『iped』を手にして説明をしている。アイコンもipadに似ているがちょっと違う。因に15000円のこの『iped』の説明を聞いていた30代のお兄さんがその場で購入している。後で調べてみるとこの『iped』は中国製でipadの発売前に当時24000円で販売されそれなりの数が売れたらしい。その後幾つもの『iped』が出回り価格は10000円迄下がるもまた品不足で15000円になったとの事。性能はどれほどか解らないがインターネットや電子書籍を見るには充分との情報もある。ひと昔前コピー品は韓国のイメージだったが、今は中国のイメージが強い。そう言えば日本も昔はコピー品を大量に作っていた時代があったな等と考えながら歩を進めると、またとんでもない光景が目に入る。山積みされたDVDプレーヤーが1台780円と980円とある。複数代台購入すると更に安くなる。ひとりで何台ものDVDプレーヤーはいらないが3台2000円なら買っても良いかとなるのかもしれない。リモコン付きで何でこの値段で売れるんだと思いながら電脳の街・秋葉原を後にした。

 

8月16日(月) 竹内敏信写真展とオープニングパーティ。

8月13日より19日まで銀座のフレームマン・ギンザ・サロンにて竹内敏信写真展「心で撮る日本の風景」の写真展が開催されている。この写真展は竹内敏信さんが日本写真芸術専門学校の校長に就任されたのを記念として、来年にかけて三つの写真展を展開するものでこの第一弾が今回の写真展開催という事だ。第一弾写真展の内容は全て未発表の作品から構成されるもので久しぶりに竹内作品を満喫できた。また同日夕刻よりオープニングパーティが開催されたが、竹内敏信さんのお人柄と交流の広さから多くの方々がお祝いに訪れた。因にフレームマン・ギンザ・サロンに隣接するスペースがメイン会場(写真上)となったが、中央に座る竹内敏信さんに祝いの言葉をかける方々の列が長く続き、同サロンのあるギンザファイブ内の通路にまで人が溢れている状態だった(写真下)。第二弾、第三弾も期待できます。

 

8月13日(金) 湯島天神の昼と夜。

ワイズから徒歩5分程で、学問の神様・菅原道真を奉る湯島天神がある。湯島天神は正月や受験シーズンには全国から沢山の学生達が参拝に訪れテレビ等でもよく紹介されている。東京近郊にお住まいの方なら一度は訪れた事のあるメジャーな神社かもしれない。また土日ともなれば参拝目的ではなく撮影目的のカメラを手にしたカメラマンを目にします。ここはスナップ撮影に最適な場所としても有名で撮影教室の場所となっている時もある。ただ皆さん例外無く湯島天神を訪れるのは昼間の時間帯の様だ。しかし湯島天神にはもうひとつ別な顔がありそれは夜の顔です。写真下は一昨夜の23時の湯島天神です。見事にライトアップされとても幻想的です。残念ながら本堂近くまでは入れませんが参道に入る事は可能で薄明かりの男坂や女坂。東京都内で唯一の優しい光を発するガス灯等被写体も沢山。近くにコインパーキングもありますので一度訪ねてみては如何ですか?この近くには昔から続く有名な食事処もありますのでそのついでにでもどうぞ。

 

8月12日(木) 上野・不忍池の蓮。

久しぶりに上野・不忍池の蓮の花を見た。ワイズから東京大学の龍岡門、鉄門の前を抜け、無縁坂を下ると不忍池が見えてくる。途中無縁坂の講安寺境内のセミの声を聞き、岩崎邸の古い外壁を見ながら坂をゆっくり下るこの行程は森鴎外の「雁」を読んでから特にお気に入りのコースとなっている。そういえば本郷・菊坂に住んでいた樋口一葉が上野の図書館に通ったのも確かこの道だったと記憶している。時代は変われどこの無縁坂に思い出を持つ人々の数は決して少なくは無いと想像する。不忍池に出ると池畔の木々にとまるセミの声が更に合唱隊の様に大きく聞こえる。池を見ると蓮の葉がじりじりと照りつける太陽を一身に受けるが様に天に向かって大きな葉を広げている。そんな葉の陰から蓮の花が遠慮がちに顔を出している。色の表現は苦手だが赤色と橙色と白色の絶妙なグラデーションが目に心地良い(果たしてこんな色なのか?)。思わずカメラを取り出し撮影していると周りの観光客(?)も携帯電話を取り出して思い思いに撮影をしだした。皆、蓮の花と葉の美しさに感動している様子だが簡単に携帯電話で日常を記録できるようになった現代に何故だか違和感を覚えた。森鴎外も樋口一葉もこの不忍池の蓮を見ていた筈だ。はたして二人はこの蓮をどのようにして記憶していただろうか。ただ確実に言える事はこの蓮を表現する手段、方法は今の人と比べ格段に優れていたと言う事だ。更に日差しが強くなったと感じる。さーて、そろそろ事務所に戻って仕事をしよう。

 

8月11日(水) ワイズのマスコット「ピーちゃん」と「チュンちゃん」パート2。

先週はワイズのマスコットスズメの「ピーちゃん」を紹介しましたが、今日は「チュンちゃん」(写真上の左)の紹介です。「チュンちゃん」は昨年ワイズファミリーになった未だ新人(新鳥)です。ある日、後楽園近くの交番に子供達が「スズメが道に落ちていました。」と卵から孵って間もない状態で届けられました。通常の落とし物と違い生き物、それもヒナの状態で勤務当番が変わる交番ではとても預かりきれないとの理由で警察署に移管されました。警察署でも大困りです。親鳥から餌をもらわなければ直ぐ死んでしまう事は予想したそうです。取り敢えず保護用の鳥籠や餌を購入するのに婦警さんを中心に有志警察官からポケットマネーが提供されました。問題はひな鳥に何をどのようにして与えるかが解らず苦慮したそうですが、その時ある婦警さんが「確かあそこにスズメが居た」と巡回連絡時に訪ねたワイズを思い出したのでした。その直後に婦警さんが来社。ワイズでは「ピーちゃん」を育てた実績から、餌を与える時のピンセットの使い方やら事細かなアドバイスを行いました。婦警さんはメモをとって警察署に戻って行きましたが翌日再度ワイズを訪れ、スズメはなかなか餌を食べずにだんだん弱っている様子なので暫く保護することが出来ないか?との相談がありました。スズメは一度飼うとなかなか自然に戻れない等を説明しましたが、このままでは確実に死んでしまうとの観点から保護を引き受けてしまいました。それまで餌を食べようとしなかったスズメもワイズの魔法のピンセットを使うと、まるで親鳥から給餌されるがごとく積極的に食べ始め、更に先住の「ピーちゃん」にも餌をねだる仕草が見られました。なんやかんだでワイズに落ち着いてしまったのがワイズの「チュンちゃん」誕生でした。写真は未だ数ヶ月の幼鳥の時で、くちばしが若干黄色く個体も小さめです。ただ今は「ピーちゃん」とあまり変わらない大きさまで立派に育ちました。ただ気がかりなのは「ピーちゃん」と「チュンちゃん」が雄と雌でこれ以上スズメが増える事です。

 

8月10日(火) エアロテヒニカと航空写真と大判写真家。

以前に紹介した航空写真を撮影しているお客様K氏が航空写真撮影を終わられ調布飛行場からの帰りに立ち寄られた。このK氏、先日も当社より航空写真撮影専用大判カメラ「エアロテヒニカ」を購入され、このカメラでの初撮影フライトだった。フライトプランで、今日は何処をどの位の高さで飛び、どの方面から侵入するなどを事前に打ち合わせるとの事だが、今回驚いたのが撮影絵コンテがあった事だ。写真(上)はエアロテヒニカと絵コンテの写真だがメモ用紙にびっしりと絵コンテが描いてある。東京湾に浮かぶ横須賀沖の猿島の桟橋、砂浜はもちろん、想定される海水浴客の姿まで正確に絵コンテにある。ある巨匠写真家の言った「事前に何をどのようにして撮影するかをイメージしていなければ上手い写真は撮れない。」の言葉を思い出した。そんなK氏と写真談義をしている時に写真家の吉野信先生が来社された。以前吉野信先生宅にお邪魔した事があるが、先生の部屋は沢山の写真機材で溢れ、どれほどカメラがお好きか想像できた。そんな吉野信先生がとても珍しい「エアロテヒニカ」と出会ってしまったのだ。長年商売をしていて気付いた事だが、カメラ好きな人がお気に入りのカメラを手に持った途端に自然に顔がほころぶ事を知っている。写真(中)の吉野信先生の顔を見て下さい。これがまさにカメラ好きの顔です。そして吉野信先生この「エアロテヒニカ」が気に入ってしまいました。「これだったら手持撮影が出来るよね!」と一言。そんな事は無いと思いますがこのカメラで動物写真を撮ろうとしているのではと想像してしまった。写真(下)は吉野信先生に「今日はここに飛んで、この角度から撮影しました・・・・・」等と航空地図を使って説明するK氏。この後も写真談義は続きました。写真って、カメラっていいですね。

 

8月09日(月) 「ペンタックス645D用4x5アダプター」発売決定!

皆様!何回かに分けてレポートをして来ました「ペンタックス645D用4x5アダプター」の正式発売を決定致しました。テスト撮影の後、製造工場との打ち合わせを行い試作品からの設計変更、コストの洗い直し等を行い製造との意見の一致で正式に発売を決定致しました。自社工場など持たない当社では外部製造工場の製造ラインに割り込む必要があります。この打ち合わせもうまく運び9月下旬の完成を見込む事が出来ました。それまでにリーフレットの制作やプレスリリース、化粧箱手配等を行わなければなりませんがお盆休みに時間がとれそうなのでこれに当たりたいと思います。気になるお値段ですがワイズ価格で45000円(税別)を設定致しました。これは従来のニコン、キャンン用4x5アダプターと同一価格となります。本当は沢山作って沢山売れれば40000円位を実現したかったのですが試作品等を作るのにかなりのコストが掛かった等の理由がありますのでご理解下さい。「ペンタックス645D用4x5アダプター」と大判カメラの組み合わせで撮影した作品のクオリティは格段に高くなり撮影領域は更に広がります。発売にご期待下さい。そしてご購入ください。※詳細はワイズニュース等でもお知らせ致します。

 

8月06日(金) ワイズのマスコットはクマさん?

昨日のブログにワイズのマスコットはスズメと書いたところ、ある方から「ワイズのマスコットは店の前のクマさんじゃないの?」とご指摘頂きました。そうなんです。ワイズ店頭には大きなクマのぬいぐるみが椅子に座って、晴れの日も、雨の日も。雪の日も皆様のご来店をお待ちしているのです。えっ、「迎える態度にしてはいつも寝ている」ですって。そうなんです。このクマはいつも居眠りをしているクマなのです。ワイズが創業準備の時に確か全国火災共済協同組合のB全写真ポスター作って欲しいとの依頼があり、私が考えた写真シチュエーションは「大きなお父さんクマが釣りからの帰り道、暖かな日差しの中あまりの気持ち良さで、つい大きな木に寄りかかり竿を片手に居眠りをしてしまう。傍らには帰ったら家族と一緒に食べようと釣り上げた魚が入った魚籠がある。一家団欒の情景を夢心地で見るお父さんクマ」イコール《安心》のイメージでした。そんな絵コンテを描いたのですが、大変だったのがお父さんクマがまどろむ巨木と主役のクマさん。イメージに合うクマが見つからずやっと当時銀座の三原橋近くに在ったぬいぐるみ屋さんでこのクマさんと劇的な出会いをしたのでした。確か4~5万円くらいの値段だったと思いましたが即購入。今度は巨木を求めて近場で緑のある狭山丘陵や狭山湖、武蔵野方面を探索。見つけたの巨木は今の昭和記念公園(この時は違ったと思う)にあったのでした。大きな木の下にクマさんをセット。竹製のフライロッドを片腕と肩に掛け、竹の魚籠をセット。準備万端。大判カメラで数カット撮影し出来上がり。そして完成したポスターは日本全国で使われたのでした。チャンチャン。そんな経緯のクマさんで付き合いは10年以上。ある意味ワイズの守りクマです。地元の方々にワイズを紹介するとき「大きなカメラを売っている店」では通じなくても「大きなクマが居る店」と言うと一発で通じます。いつも頑張っていてくれるので、今度洗濯の旅に出してやろう。ちょっと待った!!このブログを書き終わって資料を調べたらポスターの画像が出て来ました。小さなファイルサイズなので少し荒れて見えるけど写真下がワイズのクマさんの現役時の勇姿です。それにしても若かった時は色も綺麗でした。頑張れクマさん!

 

8月05日(木) ワイズのマスコット「ピーちゃん」と「チュンちゃん」。

ワイズが日本橋から本郷に移転してから約7年が経とうとしている。移転して間もなく湯島のガソリンスタンド前を歩いていると道に何やら小さな物体を認めた。よく見ると未だ羽毛も生えきらないスズメの赤ちゃんだ。暫し見つめているとその横をガソリン給油の自動車が何回か通過して行く。「これは危ない!」とっさにティッシュペーパーで包み込み安全な場所に避難させようと思ったが安全の場所も無くスズメの巣も見受けられない。一時様子を見ても親鳥らしきスズメもいないので苦渋の思いでそのまま持ち帰る。何故苦渋の思いかは、子供の頃小スズメを何回か飼おうとチャレンジしたが皆餌を食べる事が出来ずに死んでしまった記憶が甦ったからだ。心の中で「この子も同じ運命なのかな」と呟く。何にもしなければ確実に死んでしまうので小鳥の餌の粟を入手しお湯で柔らかくすりつぶして与えるも食べようともしない。そんな時である工具箱にピンセットがあるのを見つけた。このピンセットにすりつぶした餌を挟み、くちばしを刺激したら親鳥のくちばしと間違えたのか餌を食べ始めた。それから数時間おきに餌を与え元気に育ったのが「ピーちゃん」だ。スズメは利口な鳥で餌を与えている人をちゃんと認識していて手の上にも乗る様になり、動くとその後を飛んで追いかける。「可愛いものだ」とばかり感心していられないのは、本来スズメは野鳥で飼育を禁止されているからだ。ある程度飛べる様になり放鳥に関して近くの獣医さんに相談したところ「一度飼われたスズメは放鳥しても自分で餌も摂る事が難しいし、カラスやネコ又は交通事故で死んじゃうよ。理由が理由だから最後まで飼ったら!」とのアドバイス。こんな訳でワイズの看板手乗りスズメの「ピーちゃん」が誕生したのでした。「えっ、もう1匹居る?」て。もう1匹の「チュンちゃん」については次回のお楽しみに。

 

8月04日(水) コンタツおじさんからの手紙。

コンタツおじさんこと近藤辰郎さんは山岳写真家の大御所だ。今まで多くの山の写真を撮影されているが、使うカメラはほとんど大判カメラが中心だ。私の知る限りでもリンホフを数台と10本以上の大判レンズを所有しているはずだ。「山岳写真は大判カメラで撮る!」に拘って今でも大判カメラを担いで山々を駆け巡る。コンタツおじさんとのお付き合いは25年以上になると思う。上高地や北海道、山を離れて海辺の温泉等いろいろなところにご一緒した記憶がある。文京区にお住まいでワイズに近い事もありよくお立寄頂く。昨年はある病院の待合室で偶然隣り合わせになり双方ビックリした事があった。そんなコンタツおじさんから手紙が届いた。開封すると懐かしい字の手紙と一緒に、今話題の集英社と山と渓谷社が共同で発行している「週刊ふるさと 百名山『白馬岳』『槍ヶ岳』」の2冊が同封されていた。もちろんこの2冊にコンタツおじさんの写真が掲載されているのだ。きっとどれも大判カメラで撮影された作品ばかりだと想像しながら楽しく観賞させて頂く。「ありがとうございました」早速お礼のお手紙を書いた。写真を見て下さい。コンタツおじさん手紙の最後にはいつもご自身のポートレート写真が載っている。幾つかのパターンがあるが必ず大判カメラと一緒のスナップだ。これからもず〜っと大判カメラを使う写真家として長く活躍して欲しいと思います。

 

8月03日(火) ペンタックス645D用4x5AD撮影テスト(5)。

「ペンタックス645D用4x5アダプター」の撮影テストが終了し、HOYAペンタックス社の担当者がカメラ回収で来社した。いろいろなテストの結果をお伝えするとともに撮影データも渡し技術担当者に検証して頂く予定だ。ただこれまでのレポートで訂正をしなければならないのが最低ISO感度の設定だ。担当者曰く「カスタムでISO100になります。」との事で大変申し訳ない。さて、現時点での私なりのペンタックス645Dと同4x5アダプターの検証をしたい。まず使用カメラとレンズの関係だがビューカメラだとワイドベローズ使用で焦点距離150mm、テクニカルカメラだと180mm以上のレンズ位からアオリ撮影が可能になる(大判カメラの最短フランジバックと645Dのフランジバック71mmを足さなければいけない)。ただチルトやスイングアオリを使用することによるCCDに斜めから入る光での画像劣化やボケ等は無く充分にアオリ撮影に対応できると思う。これは焦点距離の長いレンズを利用した広告写真や風景写真でも充分使える。ステッチング撮影はフイルム面をシフトできるビューカメラやワイズ45EX(テクニカルカメラ)の様なカメラでは大変有効に使う事が出来る。4000万画素を8000万画素、1億6000万画素にして撮影する事はもちろんだが、単純にパノラマ写真や建築写真撮影等の広角撮影効果も期待できる。ただ前述の通り、レンズ位置を動かさずにバックシフトが稼動するタイプのカメラに限られ、リンホフ2000や3000の様なフロントシフトのみの機構だと近・中距離での撮影で完全に写真を繋ぎ合わせるのはきつく、遠景のみステッチングが可能となる。その他にも蛇腹を介す事により接写等にも効果的で使い方はいろいろでアイデア次第に思われる。645D用4x5アダプターを装着すればビューカメラの様な完全なアオリが使えると思うのは間違いかもしれないが、料理の調味料と同じ様に、使う事により料理の味を整えたり、引き立てたりする事が可能な気がする。ひと味違った写真を撮影する人には最高のアイテムかも。皆さんの感想は如何ですか?写真上右はカメラザックの中にリンホフと645Dを収納し4x5ADを配したイメージ写真です。こんな感じで是非外にも持ち出してみたい。

 

8月02日(月) ペンタックス645D用4x5AD撮影テスト(4)。

「ペンタックス645D用4x5アダプター」撮影テスト、最後の課題が“形の修正アオリ”です。用意した被写体は黄色の長方形の箱。ピントの確認等が解りやすくするためにワイズ、リンホフのシールを各所に貼付ける。通常、このよ様な箱もの商品撮影ではより立体感を出すために全面、側面、上面の3面が写る様に配置、構図するが今回は形の修正の可否判定のため全面、上面の2面撮影とする。カメラの高さを上にすればする程、形の修正アオリに必要なバックチルト量が大きくなり、必ずケラレが出る事が予想されるので被写体よりそれほど角度を付けずにセッティング。何故ケラレが予想されるかは、通常の4x5カメラはバックチルトする面がそのままピントガラス面でありフイルム面なのでせいぜい蛇腹のケラレ等を心配すれば良いのだが、今回は4x5カメラのバック部に645Dカメラを装着するのでピント面より更に645Dのフランジバック71mmが必要となり、ピント面を軸として回転するチルトアオリを使用すると645DのCCD面は、その後方で更に大きく振られてしまう事になる。写真上左がアオリ無しで箱を撮影。じっくり見ると箱の下部に比べ上部が若干大きくなっている事が解るとともに若干箱が前に倒れている様にも見える。写真上右が645Dの装着された後部アオリを垂直に近くなるまで立て、更にピント面を調整するためにレンズ面も垂直に近く立てて撮影した写真だ。箱の形や前に倒れた感じが無くなりアオリ写真としては完成されたものになっている。ただし写真上部が645Dのマウントにより見事にケラレている。予想をしていたとはいえちょっと残念だ。カメラのポジションが高くなればなるほどこのケラレは大きくなるので、この位のアングルで撮影し上部をトリミングすれば何とか使える。写真下左はケラレは前者より少ないが被写体の積み木ケースを画面ギリギリで撮影してしまったのでこのままトリミングしてしまったら写真としては使えなくなってしまう。この場合被写体を若干小さめに、ケラレを予想して上部のスペースを空けておく必要がある。この事さえ理解すれば大判カメラで撮影した完全なる修正アオリは無理だが何とかごまかすくらいの事は出来るかな?と言う感想だ。写真下右は東大構内で撮った東大マークの入った消火栓。形の修正アオリを調味料的にほんの少し使用して撮影。こんな感じで如何でしょうか?明日は「ペンタックス645D用4x5アダプター」のまとめをしたいと思います。

 
 
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